ヴァサント・ウトゥサヴ(Vasantosava)は、私の通うカラーシュラム芸術学院が、毎年春に主催している舞踊祭です。今年のヴァサント・ウトゥサヴは、2月26~28日に、カマーニー劇場で開催されました。「ヴァサント(Vasant)」は、ヒンディー語で「春の季節」を、「ウトゥサヴ(Utsav)」は、「お祭り」を意味し、春の舞踊祭としてデリーの恒例行事になっています。
演目は年によってさまざまで、カタックのみでなく、他のインド古典舞踊のダンサーや、古典音楽のミュージシャンが出演することもあります。今年は、以下のラインナップでカタックがメインでした♪
カラーシュラムの生徒たちは、主催者の一員として、会場の準備やバックステージのサポートを任されるので、あまり客席からステージを観ることはできないのですが、コルカタのルナ・ディーディーと、パ-ラミタ-・ディーディーのグループは、いつもながら安定の群舞で素敵でした♪ 特に、パ-ラミタ-・ディーディーの作品は、女性の社会的な地位に対するメッセージが込められた作品で、反響を呼んでいいました。ウィングからチラ見しかできませんでしたが、ロンドンのスジャーター・ディーディーのグループは、斬新な衣装と演出、そしてメッセージ性のあるステージのようでした。マハーラージ師匠の長男、ジャイキシャン・マハーラージ・ジーの作品は、生憎殆ど観れなかったのですが、最後はジャイキシャン・ジー自らも出演され、やはり客席からの拍手の感じが他とは異なって響いていた印象です。
ちなみに、スジャーター・ディーディーのカンパニーには、ロンドン時代に出会ったお友達が参加していて、そのうちの一人、ヴィディヤちゃんは、あのBBCのヤング・ダンサーのコンペティションで見事ファイナリストになった子で、イギリスで注目を集めています。
そして、何といっても一番の目玉は、ガラーナー(家元)一族総出の舞台!! マハーラージ師匠が、タール(拍子)をセットし、そのタールにつきガラーナーのダンサー1人が登場し、そのタールのアイテムを披露するという贅沢なステージでした。この人たちにとって、ビートもダンスもこれまでのあたりまえの生活の一部で、これからもずっとそうあり続けるのだなというのを、改めて感じさせられました。こうして見ると、迫力満点ですね!(写真家・イニー・スィンさんのフェイスブックより拝借↓)
そして、この後マハーラージ師匠が登場!十八番のアイテムやアビナヤが続きました。観るのに夢中で写真を撮り忘れ、他のソースからも画像が見つからずでした…。動物のシリーズで一つだけ聞いたことのないアイテム(確かヘビに纏わるもの)を披露されていたので、今後また観れる機会があると良いなと思っています。
↓帰り際にディーディーと♪ サーリーを着て行ったことを褒めてくれました☺︎こんなにディーディーが嬉しそうにしてくれるなら、これからもイベントの時は、サーリーを絶対着ようと心に誓いました。
↓一緒に受付周りをサポートしたお医者さんのダーニーちゃんとホワイエで♪
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