フランス人のカタック・ダンサーVeronique Azanさんが、2017年8月2日、この世を旅立たれたそうです。インドの舞踊サイトNarthakiのニュースで知り、未だに信じられません。合掌とともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
Varoniqueさんは、インド古典音楽を習うためインドに移住した両親に連れられ、7歳からヴァーラーナスィーで故スィターラー・デーヴィーさんの姉妹のアラカナンダーさんに師事された後、デリーのカタック・ケーンドラでマハーラージ師匠のもとで修業を積まれ、海外公演などにも多数参加された芸歴の持ち主で、1988年の「インド祭」でもマハーラージ師匠、シャーシュワティー・ディーディーらとともに来日されていたそうです。
スニール・コータリー博士の「Kathak, Indian classical dance art」にも、プロフィールが取り上げられているので、恐らく一番初めに、またはかなり初期の段階で、世に知られることになった外国人カタック舞踊家のパイオニアであり、マハーラージ師匠のカタック・ケーンドラ時代に修業を積まれて現在活躍する舞踊家の皆さんと同じ時代を過ごされたと想像できます。
そんなVaroniqueさんは、長年インドの外でご活躍されていたようで、私の中では伝説で憧れのの存在でもありでした。あまり残っていない当時の映像の中でも、この動画は何度見返したか分かりません…。
直接お目にかかったことはありませんが、確か去年か今年のデリーのカタックの祭典にいらしていて、バリ島に住んでいらっしゃるという噂をディーディーと誰かの会話から知り、驚いたことを覚えています。どうか天国でもカタックを踊り続けられますように…。合掌。
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