「ランチ・トリップ」とは、NPO法人Lunch Trip さんが「美味しい笑顔が世界を好きになる直行便」というキャッチ・フレーズで行われている取り組みで、通常は大使館やレストランで、異文化・体験をプレゼンする人をガイド、参加者を飛行機の乗客に見立てて、ある国へ旅立ち、食を通じてその国の文化や体験を共有する空間を提供しているそうです。
今回は、その保育園版ということで、ケンパ井の頭さんにお邪魔し、私がフライトのガイド役となり、園児の皆さんにインドの旅を楽しんでもらいました。
これまでに、デリーで6~10歳くらいの子供クラスの指導のアシストなどの経験はありますが、3歳~5歳の子供たちを前に踊ったり、説明したりするのは初めてで、園児の理解力も未知数だったので、保育園の方にリードして頂き、反応を見ながら手探りの30分弱でした。
子供たちをインドへいざなった後は、皆で一緒にインド料理を頂き、お昼寝の時間まで遊ばせて頂くと、好奇心に溢れた様々なコメントや質問をひっきりなしに受け、子供の吸収力と好奇心に感動しました。子供たちから沢山学ばせて頂きました。
さすがLunch Tripというシリーズ企画で、給食にダール、キーマカレー、スパイス入りのお豆サラダなど、本格的なインド料理が出てきたことにも驚きました!子供たちが、あまり食べ慣れていないインド料理への反応も、様々で面白かったです。
こんな質問が出ました↓
■何で「キツネ」の手が、「シカ」になるのー?
(日本でお馴染みのキツネの指の形は、カタックではシカを表します)
■飛行機で帰るのー?
■インドにも電車あるのー?
■インドに象いるのー?どんな動物がいるのー?
■インドでは、どんなアニメがやっているの?
■インドには、どんな野菜があるの?■何でさっきとお洋服違うのー?(プレゼン後、インドの日常服に着替えた)
■このお洋服(インドの日常服)は何ていうのー?
■ドレス可愛いー♡お目目、唇可愛いー♡(化粧について)
■これお花ー?(服のデザインについて)
■○○ちゃんも、バレエのとき、頭にお花つけるよー。
そして、帰る頃には「えー、もう帰っちゃうのー?」「おやつの時間までいてー」「明日も来る~?」と言ってくれる子たちや、お部屋を出るまで手をタッチしたがってついてきて来てくれる子、「ナマステー」と既にご挨拶を覚えて使ってくれている子までいて、後ろ髪をひかれる思いで園を去りました。
日本人として、自分の国のこれからを担う子供たちにカタックを文化と絡めて紹介するのは、長年の夢のうちの一つだったので、このようなかたちで参加させて頂いて本当に嬉しく思いました。
貴重な機会を与えてくださったケンパ井の頭の皆さま、オリジナル企画Lunch Tripを考案された皆さまに、改めて感謝申し上げます。
(写真提供:NPO法人Lunch Trip、ケンパ・ラーニング・コミュニティ協会)
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