AAROHAN 2018

卒業試験が迫っていますが、リハの後に、AAROHAN 2018 を観に行って参りました♡

もちろん、お目当てはジャヰ・キシャン・マハーラージ様

長年舞台に立たれていらっしゃらなかったのですが、今年のVasantotsavaでは立って踊られただけではなく、お家芸のバイトゥ・ケー・バーヴァ・バターナー(座ってトゥムリーなどを舞われること)をされていたことが記憶に新しいのですが、なんとその僅か2か月後に、また彼の舞台を拝めるとは♡♡♡

開演はマハーラージ師匠のご到着を待って行われ、どれだけ観客がその長男の舞台を待ち望んでいたのかが、ご登場された瞬間の歓声だけでも強烈に感じられました。

ヴァンダナーを踊られた後、ティーンタール(16拍子)で、ウパジ、タート、ウターン、パラン・アーマド、パルメルー、パランなどを鮮やかに踊られました。しなやかで力強いけれど重くないアングとフットワークに釘付けでした♡

そして、ヌリッタの後は、マハーラージ師匠が踊られていたマッカン・チョーリー・リーラー(クリシュナのバター泥棒のお話)を踊られていましたー♡♡♡

最後に「これは私たちラクナウー・ガラーナー(の中でもビンダーディーン・ガラーナー)のしきたりなのですが、座って舞うことで幕を閉じます」と仰り、トゥムリー「カイセー・バス・カル・アプネー」を、バイトゥ・ケー・バーヴァ・バターナーのスタイルで舞われました。時間が押していて、残念ながら、ご自身の作詞作曲されたもう1曲のトゥムリーは披露されませんでした。

上演中、マハーラージ師匠が踊られているのではないかと錯覚する瞬間が幾度となく訪れ、非常に不思議な感覚に陥りました。今年のVasantotsavaでも感じましたが、伝統が継承されているという現象が目の前で起こっていて、それをこんなに間近に見れているという、自分の置かれている状況が贅沢で幸せ過ぎて怖くなります。

表情、表現、アング、バーヴァ、トークに至るまでの全てが、本当にマハーラージ師匠のスタイルそのもので、でもその中に「ジャヰ・キシャン・マハーラージ」という独自のテイストも感じられて、これからのビンダーディーン・マハーラージご宗家のカタックが楽しみです!!これからももっともっと舞台に立たれて欲しいです♡

カタック・ダイアリー ♡ Kathak Diary

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