日印交流の歴史(溝上名誉教授)とインド独立の志士「朝子」さん

学生時代に「はだしのゲン」のインド公演でお世話になったお世話になった大阪外国語大学(当時)名誉教授の溝上富夫先生のヒンディー語による日印交流の歴史に関するレクチャー・イベントが、先週から国際交流基金ニューデリー日本文化センター(JFND)とインド国際センター(IIC)でそれぞれ行われ、拝聴して参りました。

両日ともレッスンなどの予定があり、最初から聴けなかったので、2回とも近代史から現代までの歴史についてを聞きました。特にJFNDでは、3分に1回ぐらいジョークを交えながら笑いを誘ったトークが繰り広げられていました。

究極に遡れば、古代から仏教伝来や空海の時代から交流はあったものの、今以上に遠く、さほど関心を持たれなかった国インドと日本の距離は、ここ数十年のインドの経済発展とともにグッと縮まってきたのだなということを改めて感じました。昨今の首相の往来や数年後のムンバイー~アフマダーバード間の新幹線建設などは、パール判事が東京裁判を批判したり、ネヘルー首相が上野動物園に象を贈呈されたりしていた時代には、きっと誰も想像しなかったことでしょう。

それはさておき、溝上先生ご自身も一番ハイライトされていました通り、IICのレクチャーの目玉は「インド独立の志士「朝子」」さんことアーシャーさんをお招きされてのQ&Aセッションでした。映画「The Forgotten Hero」の映像の後、激動の時代を生きられた彼女の生の声を、タゴールや天皇皇后両陛下をはじめとした歴史的な人物と実際に交流された時の逸話などを交えながら聞くことができ、とても興味深かったです。

↑溝上先生と朝子さんのQ&Aセッション
↑3年ぶりの溝上先生との再会
↑快く写真に応じてくださった朝子さん

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