Delhi Workshop (Day3&4)

[Day 3]

ディーディーに頼まれた作業と、寝しなに飲んだコーヒーのせいで4時間しか寝てないのに、朝7時からキッズでカタック全国大会デリーのセミファイナルに選ばれた子から電話があり、音楽編集作業…。

睡眠不足のまま、11:30からマハーラージ師匠のクラス。長ーいチャランに動きがつけられる。それから昨日までの復習からの、12拍子のタラーナーの振付けにむけて、ティハーイー、パルメルー、パラン…。頭はパンク状態。

ランチはビザの進捗状況を伺いに、外国人登録オフィス(FRRO)へ。

夜は、またマハーラージ師匠のクラス。次から次へとと新しいリズムがでてきて、もはやお手上げ状態。明日からは理解できるとこまでは習って、あとは座って見てようと思う。見ることと、体得することのバランスが難しい。見てるだけでなく実際踊らないと覚えられないけど、見ないと踊れない…。


[Day 4]

昨晩、インド古典声楽家の超大御所アーパー・ジーこと、ギルジャー・デーヴィーさんが逝去された。享年88歳だった。朝一番、マハーラージ師匠は、教室に入っていらっしゃるなり、本題に触れられ、皆で1分間の黙祷を捧げた。その後、彼女との思い出話を聞かせてくださった。マハーラージ師匠の奥様のご家族の方が、ギルジャーさんと師弟関係にあり、声質は良くなかったけれども、ギルジャーさんの弟子になったお蔭で、上手に歌えるようになったこと。ご自身は、彼女の歌で何度も舞う機会があり、何度となく同じ舞台を踏まれ、年齢はマハーラージ師匠の方が若いけれど「ジージャー・ジー」(義理のお兄さん)と呼ばれていたことなど。そして、時代も変わり、もうあのような一世を風靡する歌手は、なかなかでないだろうと仰っていた。

私個人的には、ロンドン留学中に、ギルジャーさんのお弟子さんのスナンダ・シャルマーさんのワークショップに参加し、スナンダさんから間接的にギルジャーさんとの師弟関係についてお伺いしたことを思い出す。どうか輪廻を繰り返す中で、また素敵な芸術をこの世に届けてほしいと思う。ご冥福をお祈りします。

ということで、今日はクラスが始まっても、新聞社やメディアからの電話で、クラスが何度か中断したが、昨日までの沢山の教えに加えて、12拍子のタラーナーの振付けが進む。マハーラージ師匠のご意向で、5,6人に振付けをして、振付が確定し次第、全員に教えたいとのことで座って観ていた。お孫さんのラーギニーちゃんが秀逸過ぎて、目が話せなかった。

お昼以降、また友人の外国人留学生をサポート。我々のビザ、どうなるのか。私は最終学年とあり、延長の可能性が見えてきたが、彼女はあと2年あるので心配のあまり涙を流していた。どうか2人とも滞在延長できますよう☆

そして、21時ちかくまで、また全国カタック大会デリー予選のお手伝い…。デリーのセミ・ファイナルとあって、著名な音楽家や舞踊家の方々が審査員としていらしていた。13~20歳のグループA(ジュニア)と、20~30歳までのグループB(シニア)から、それぞれ7名ずつがデリー決勝出場をかけて競った。ジュニアのレベルが高くて見応えがあった。上手い子は沢山いたけれど、技術だけでは人を感動させられない。人を惹きつける力って何だろうと考える機会になった。

#カタック #デリー #ワークショップ

カタック・ダイアリー ♡ Kathak Diary

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