[Day3] [後編] Vasantotsava 2017 in Lucknow

公演後、会場の片付けを少し手伝って、レーヌー・ディーディーのお母様(御年81歳!!)の運転する車で、マハーラージ師匠の滞在先へ。

出発前に、車の窓ガラスが曇っていたので、お手伝いさんに窓ガラスを拭くように指示していたのですが、思うように作業してもらえず、車内のヒーターも動かず、おばさまもシビレを切らせて、窓ガラスが不透明なまま出発…。劇場のパーキングから無理くり一般道路まで出て進む車。助手席に座ったまま、

「いくらラクナウーがカタックやウルドゥー語の聖地だとしても、ここで死ぬのはイヤー😫😫😫!」

と心の悲鳴を上げていると、さすがに前も横も見えなさ過ぎるので一時停止したおばさま。

「私が窓を拭きます、おばさま!」と窓ガラスを拭いてみたものの、曇りは完璧には取れず、結局そのまま再度発車。おばさまはワイパーを動かせば直ると信じ込んでいるのですが、それは確実に車外と車内の温度差による曇りなので、ワイパーを動かしても直るはずはなく、代わりに土埃が窓ガラスに広がって、また元通りの曇り度に…。

深夜なので幸い交通車両は少ないのですが、道は広く、四方八方から色んな車両がやってくるし、カーブ、交差点、立体交差、ラウンドアバウトも多く、ヒヤヒヤ💦

…すると「あらやだ、道間違えちゃったわ」とおばさま。

益々、雲行きが怪しくて戸惑うも何もできない私…。

「あそこであっちに入らなきゃいけなかったのよねー。戻りましょ!」

曇りガラスを慎重に覗きながら引き返すも、

「あらー、おかしいわねー、この道も違うわー。」

(私の心の声:誰か助けてー!見知らぬ土地で深夜にシニア・アーティストのお母様で80代の女性と車内に取り残されていますー!!私は道も分からないし、外国人だし、運転もできませんー!)

…とはいえ、嘆くよりも現実的に早く辿り着く方法をと思い、携帯のGPS起動させますと申し出ると、「あらあら、私そんなボケてないわよ、何年この町に住んでると思ってんのー。この辺のエリアにあまり来ないからちょっと迷っているだけよー」と一言。

…。

取り敢えず助手席で大人しくしていると、何とか正しい道に戻れたのですが、マハーラージ師匠の滞在先に着くまでは正直生きた心地がしませんでした…。(が、今思い出すとすごいコメディーなので、ブログに書いてみました。笑)

そして、他の皆さんがマハーラージ師匠のところに来るのを待つこと1時間ほど。劇場片付け組の皆さんが到着。時刻は23:40。日にちが変わるとマハーラージ師匠のお誕生日です♪ そう、皆さんケーキを買っていらしたのでしたー☺︎

24時になると、皆んなでバースデー・ソングを歌ってお祝いしました🎉 2年連続で真夜中にこんな風にお祝いできたなんて夢のようです。改めまして、マハーラージ・ジー、79歳のお誕生日、おめでとうございます!!デリーに戻ると、盛大なお祝いが待っています♪

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カタック・ダイアリー ♡ Kathak Diary

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