ナーティヤ・バレー・フェスティバル最終日は、コンテンポラリー・ダンサーのアスタード・デーブーさんと、音楽家のツジユキオさんのステージ。会場は、サンギート•ナータク•アカーデミー、メグドゥート•コンプレックスのオープン•ステージ。作品は、17世紀末から18世紀中頃のパンジャーブ地方の哲学者ブッレー・シャーの「Maati」をテーマにしたものでした。
アスタードさんは、もともとインド古典舞踊のカタカリ出身の方だそうで、その後、チャウ•ダンスや北東州の踊りなどの様々な踊りを勉強されてきたそうです。
またツジユキオさんは、ニューヨーク在住の日本人の音楽•作曲家で、尺八やパーカッションの演奏家としてもご活躍されているそうです。
開演前に、ツジさんの機材の一部がショート(? 'burnt'とアナウンスされていました)してしまい、それをスタッフが買いに行き、再度繋げたところで、発電機が壊れるなど、いくつかのインドらしいハプニングがあり、1時間以上遅れての開演となりましたが、待ち時間にはお水やチャーェが配られる、逐一遅延の理由がアナウンスされるなどの配慮もあり、ステージも寒い中待った甲斐があり素晴らしかったです。
特に、すごーくゆっくりの動きばかりで1時間ほどの舞台を見せ続けられるアスタードさんの身体は、本当にすごいと思います。舞踏のような動きも垣間見られたと思っていたら、一緒に観ていた友達がまさにそこに言及していたので、やはりー❗️という感じでした。
また開演前に、アスタードさんがこれまでの経歴や今回の作品に至るまでなど、(おそらく時間繋ぎもあって)長い間解説されていたのですが、スピーチも英語の発音も、教養の高さが伺えました。
ツジさんの音楽は、ダンスのムードを高めると同時に、ダンスをリードしているような場面もありました。水のせせらぎなどの効果音もあり、バラエティーに富んだ構成でした。コンピューター、生の尺八やドラムなどを巧みに操っていらっしゃいました。最初の部分では、原語の詩を日本語で囁くような演出もされていました。
ヒンドゥスターン•タイムズ紙によると、詩の内容は以下の通りだそうです。
Maati ghora maati jora, maati daa aswaar,
Maati maati nu dorave, maati daa chankaar.
The soil is in ferment, O friend
The soil is the horse, so is the rider
The soil chases the soil, and we hear the clanging of soil
アスタードさんとツジさんは、今後グルガーオンなどいくつかの都市をツアーされるそうです。
日本人のアーティストの方のボーダレスなご活躍を拝見して、とても励まされました!
アスタードさんとのツーショット!
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